とらふぐの尾鰭(おひれ)はひれ酒に使えるのか⁈ ①
2025年10月11日
こんにちは!
10月になりました。
暑さもようやく落ち着き、過ごしやすい季節になりましたね。
少しづつ秋が深まってきています。
今回は、「とらふぐの尾びれはふぐ酒に使えるのか?!」ということについてお話をしていこうと思います。
昔よりとらふぐの尾ひれは、ひれ酒として使われていたようです。
尾鰭(おびれ)が使われる理由として、旨味成分が豊富に含まれていて、乾燥させても風味を長く保ちやすいためです。
そして、戦争時は米が不足していたため、日本酒は貴重品でした。なので、苦肉の策として政府が日本酒と食用アルコールを混ぜて水増しした「三増酒」という酒を作っていたそうです。
それはとても辛味が強くとても飲めるものではなかったため、砂糖などの甘味とグルタミン酸などの人工甘味料を加えて呑みやすくしたのが、「三増酒」になるそうです。
この「三増酒」を美味しく飲む方法として、漁師さんが海風の寒さを凌ぐため、お酒を温めて飲んでいたそうです。
温めた酒を混ぜるために、食べ残した鰭(ひれ)でかき混ぜたら、酒にほんのり色がつき驚くほど美味しい酒になったエピソードがあるそうです。
思うに、焼いたひれの香ばしさが酒に移り、熱くした酒によって鰭(ひれ)の旨味が酒に溶け出し、色がほんのりついたのではないかと思います。
「三増酒」を美味しく飲む方法として話題になり、広がって行ったのではないでしょうか?
想像に過ぎないですが、偶然が生んだ「ひれ酒」ですが、地酒や美味しい日本酒などに鰭(ひれ)を浸して飲む方法は現在に確立された飲み方になっています。
ふぐの目はどうなっているのか⁈
2025年09月16日
こんにちは。
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。
お盆ごろから、雨の日が少しづつ増えてきて、いまは秋雨前線が活発になっているようで、晴れた日が続かなかったりとお天気があまり良くないようです。
先月の大雨による被害があった方々にはお見舞い申し上げます。
今回は、ふぐの目についてお話ししようと思います。 (more…)
ふぐに天敵はいるのか?!
2025年06月16日
こんにちは。
6月ですね。
梅雨に入りました。
雨の多い季節になり、菖蒲や紫陽花が美しい季節になりました。
湿度が高く気温も高い日があると思いますので、体調や水分補給に気を付けてたいですね。

今回は、ふぐにも天敵がいるのかということについてお話をしようと思います。
ふぐには毒があるから天敵がいないのではないか、と思うこともあると思います。
白子の栄養について
2025年03月31日
こんにちは。
3月も終わりです。
こちらでは、3月になっても寒さが続き、桜の蕾も大きくならず、桜を待ち遠しくしていたら、あっという間に暖かくなり、桜も咲き始めあっという間に満開間近まで咲いてしまいました。
この2、3日前に気温が下がって花冷えとなり、桜の花も少し咲くのが遅くなっています。
季節的にスギやヒノキ花粉が飛んでいてツラい時期ではありますが、春を楽しみたいですね(^^)
前回は、白子についてお話ししましたが、今回は白子の栄養についてお話ししていこうと思います。
白子は、ビタミン群やタウリンなど体にいいとされる栄養素を多く含んでいます。
ですが、白子の食べ過ぎには注意してくださいね。
なぜかというと、プリン体が多く含まれているからです。
プリン体を多く含む食品があり、アルコール類や魚卵だったりと言われています。
それでは、ふぐの白子はどれくらいのプリン体が含まれていうかというと100gあたり300mg以上が含まれているそうです。
なので、食べすぎると痛風になる可能性があります。
また、白子を食べた後にデザートなどの甘いものを食べると尿酸値を上昇させてしまいます。
そして、尿酸値を急に上げないためには、キノコや海藻を食べることをお勧めします。
白子をたべられないふぐは、わずが4種類ほどですがいますので、注意が必要になります。
健康があってこそ、美味しいものが食べられるので、ほどほどに食べることが一番ですね。
白子について
2024年12月06日
こんにちは。
今年も12月を残すのみとなりました。
急に寒くなり、おでんや鍋が美味しい季節になりました。
忘年会やクリスマス、年末年始など集まる機会があると思いますので、ふぐのちり鍋やふぐ刺しをご用意しておりますので、ご家族での団欒に当店のふぐをご利用くださいませ。
年末に向け忙しくなる頃ですので、インフルエンザやコロナ感染症など流行る季節ですので、体調管理をしっかりと行いたいと思います。
皆さまも、風邪などひかれないようにお気をつけくださいませ。
今回は、とらふぐの白子についてのお話をしようと思います。
白子は、鮭や鱈(たら)、アンコウ、イカなどからも獲ることができます。
なかでも、ふぐの白子は、「白いダイヤ」や「海の宝石」などと呼ばれていて、格別の味わいで、濃厚でクリーミーなので、一度食べるとまた食べたくなるほどに美味しいです。
しかし、白子とは雄の精巣のことになり、特に1月〜3月が産卵期になるので、とても大きく一番おいしい時期になります。
さらに、この産卵期のふぐの白子はとても貴重になるため、とらふぐ1匹のお値段よりも高く取引されることもあります。
白子は、初春に出回ることもありますが、やはり真冬の白子に比べると若干劣るため、価格も安くなります。
白子を使った料理は、「白子の刺身」「白子焼き」「白子豆腐」「白子の唐揚げ」などがあります。
白子には、特別な味付けは必要なく、シンプルに湯引きをしてポン酢などでさっぱりとした白子の旨味を楽しむのもいいですし、白子焼きは血抜きをした白子を焼いて、皮の食感と中身の濃厚な柔らかい食感を両方楽しむことができます。
一番の醍醐味は、新鮮な白子を刺身で食べることでしょうか?!
新鮮な白子は、口に入れると柔からで濃厚な味わいで、五感を刺激され、香りが鼻から抜ける時になんとも言えない旨味と風味が味わえます。
白子の刺身については、新鮮でないと食べることができないので、ぜひ当店に来ていただきお楽しみください。
このように白子は、生でも美味しいですし、火を通しても美味しいですので、一度食べてみてください。
次回は、白子の栄養についてのお話をしようと思います。
ふぐの毒がくすりになる?!
2024年10月31日
こんにちは。
10月ですね。
9/2に下関で、ふぐの延縄漁が解禁になりました。
ふぐ漁が解禁されたと同時に15㎝まで育ったふぐを沖で放流するために船に積み込まれたそうです。
ふぐ漁は来年3月まで続きます。
今季の初競は、9/26に行われ、萩沖の日本海や宮城県沖の太平洋などで水揚げされた天然のとらふぐ250kgが競りにかけられました。
今年もようやく寒くなってきましたので、ふぐ鍋の美味しい時期がやってきました。
当店のふぐをお楽しみください
今回は、ふぐの毒が薬になる?という内容でお話をしようと思います。
以前にもふぐの毒についてお話ししたことがありますが、今回は違った視点からお話をしようと思います。
ふぐ料理の薬味について③〜もみじおろし編〜
2024年08月23日
こんにちは。
8月に入って、連日体温を超える暑さが続いています。
また、台風の発生で西日本は大変暑くなっているのと、北日本や関東では、ゲリラ豪雨などの雨が連日続いているようなので、体調の変化などに気をつけたいですね。
今、コロナも新たな変異株が発生していて感染力強いそうなので、感染対策もしっかりとして行っていきたいですね。
また、手足口病と熱中症にも気をつけたいですね。
さて、今回の薬味は、もみじおろしをご紹介していこうと思います。






