2024年8月23日
こんにちは。
8月に入って、連日体温を超える暑さが続いています。
また、台風の発生で西日本は大変暑くなっているのと、北日本や関東では、ゲリラ豪雨などの雨が連日続いているようなので、体調の変化などに気をつけたいですね。
今、コロナも新たな変異株が発生していて感染力強いそうなので、感染対策もしっかりとして行っていきたいですね。
また、手足口病と熱中症にも気をつけたいですね。
さて、今回の薬味は、もみじおろしをご紹介していこうと思います。
もみじおろしは、大根に箸で穴をあけて、種を除けた唐辛子を差してすりおろしたものを、もみじおろしと言います。
白い大根と唐辛子を一緒にすりおろすことで、まるで雪に落ちた紅葉(もみじ)のようだということで「もみじおろし」と言われています。
また、大根おろしに一味唐辛子を混ぜることもあるそうです。
もみじおろしにはそれぞれの役目があります。
まず、大根には栄養が豊富にあり、ビタミンCやミネラルの他に、消化を助ける成分も多く含まれています。
大根は、ビタミンCを多く含んでいて、風邪をひきやすい季節には免疫力を高めてくれます。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成に関わる成分のため、美容効果もあります。
さらに、ビタミンCは皮のあたりに多く含まれているため、皮のまますりおろしたり、剥いた皮を別の一品料理にしたりすることで、栄養を余すことなくとれますね。
他にも、葉酸やカリウムで貧血やむくみ予防が、食物繊維も含まれていてお腹の調子を整える作用があります。
また、大根は消化酵素が多く含まれていて、食べたものを消化吸収するために必要な栄養素です。
ただ、消化酵素は加熱すると失われてしまうため、サラダや大根おろしの生食にするほうがいいです。
大根に含まれている消化酵素は、アミラーゼ・プロテアーゼ・リパーゼになります。
アミラーゼは、デンプンを分解する作用があり胃もたれ・胸焼けの予防になりますし、他に解毒作用もあるそうです。
プロテアーゼは魚や肉のタンパク質を分解するので材料が柔らかくなります。
リパーゼは脂肪を分解する働きがあるので天ぷらなどの脂っこい食事に添えると胃もたれや胸焼けの予防になります。
そして、大根のしっぽ(下部)のほうには、辛味成分のイソオチシアネートが多く含まれています。
このイソチオシアネートは、体内の抗酸化酵素などを活性化を促す作用が見つかっていて、癌予防や動脈硬化の予防効果があると期待されている成分だそうです。
また、イソチオシアネートは、消化酵素と同様に、熱に弱い成分のため、大根おろしやサラダなどでの生食がいいそうです。
もみじおろしといえば、忘れてはならないのが、唐辛子です。
唐辛子は、辛味成分のカプサイシンを多く含む他、ビタミンEとビタミンB6を含んでいます。
ビタミンEは強い抗酸化作用があり、酸化から血管を守って、血行を良くすることで美肌効果も期待できます。
また、ビタミンB6は、水溶性ビタミンで、脂肪燃焼にも関係してエネルギーを産生しているそうです。
唐辛子は、体内の冷えを抑え体を温める、薬膳の効果もあります。
長々とお話ししてしまいましたがまとめますと、ふぐともみじおろしは切っても切り離せない相性抜群となります。
薬味は、解毒作用や食欲増進などといったような役割を担っています。
お刺身に、わさびや地域によってはお酢を使って魚についている生臭さや食中毒予防などに使用するみたいな感じですかね。
もみじおろしとポン酢とねぎは、ふぐ自体の旨味を引き出す役割だけでなく、解毒や臭み消しの他に消化を促すためのものであるのですね。
9月にはふぐのシーズンが始まります。もうしばらくお待ち下さいませ。