2024年6月28日
こんにちは。
6月になり、遅めの梅雨入りもしました。
今年の梅雨は、短期集中型の梅雨になるそうです。
梅雨に入ってからは、寒暖差や気圧による体調不良の方が増えているそうです。
また、暑さで、熱中症になる方も増えているそうですので、体調管理と水分補給を忘れずに!
さて、前回は、ネギのお話しでしたが、今回はふぐ料理に使うポン酢に使用している柑橘について詳しくお話ししていこうと思います。
ここ山口県では、特に下関市から萩市あたりになりますが、ふぐ料理に使うポン酢には橙(だいだい)を使っているそうです。
まず、橙は夏みかんと一緒です。
橙は夏代々や夏柑(なつかん)と別の名前で呼ばれることもありますが、山口では夏みかんと呼ばれています。
夏代々(夏みかん)は、萩市を中心に栽培されています。
夏みかん(橙)は、インドやヒマラヤが原産と言われていて、特に10〜13世紀にかけて西アジアやアフリカ、イタリア、ヨーロッパで知られていた柑橘になります。
名前の由来は、萩の士族たちが末長く代々続きますようにと、願いが込められて代々と名付けられたそうです。
明治維新後に新政府によって身分制度の廃止されたことに伴って、武士たちの生活が困難になったため、救済措置として、武士たちに現在の夏みかんの栽培が推奨されていたそうです。
江戸時代の中期頃に、黒潮にのって現在の山口県長門市の青海島の海岸に漂着した分担系の柑橘系の種を住人が蒔いて育てたのが起源だそうで、原木は根だけですが、今も残っているそうです。
夏代々(橙)は、5月頃に白い花をつけ、秋に緑色の大きな実をつけ、冬に向けて黄色く色づいていくけど、まだまだ酸味が強いため、そのまま食べるのは向いていないそうです。
この酸味が強い時期に、果実を絞って酢にして、醤油と橙酢を混ぜて刺身に付けて食べたり、お醤油と橙酢などでポン酢にしたり、なま酢などとして食べることが多いそうです。
実を食べる時期は、木につけたまま冬を超えて4月〜6月ごろに食べることができるそうです。
萩では、夏みかんの外皮の苦味や灰汁を抜いて、砂糖漬けにしてお菓子として食べることもあるようです。
これは、お土産品として販売されていたり、各家庭で作っていたりします。
夏代々は、いろいろな使い方があるんですね。
お菓子まであるとは知らなかったですね。
次回は、他の薬味についてお話をしていこうと思います。