続・河豚とは?〜その⑤ フグの産卵は命がけ!
2013年11月28日
全国的にますます冷え込んで来ているようですが、皆様風邪などひいてませんか?
こんな寒い日は、藤吉の絶品のふぐ料理で、日本中の人々に心も身体も温まって欲しいな、と思う今日このごろです。。。
さて、前回の記事で、ふぐの最も美味しい時期は産卵前の2月であると紹介しましたが、今回はふぐの産卵について書いてみます。
フグ科の河豚の内、
◎トラフグ
◎クサフグ
◎ヒガンフグ
は、群れで産卵を行ないまして、これを群産卵といいます。
一方ふぐの中には、一対一での産卵をするものも居ます。
続・河豚とは?〜その④ フグの味覚と料理について
2013年11月15日
ふぐの食べ頃は、秋の彼岸から春の彼岸までと言われています。
ちなみに、秋のお彼岸は9月20日~26日までの7日間で、春のお彼岸は3月18日~24日の7日間となります。
秋の彼岸を過ぎた頃に、河豚の産卵期が終わり、栄養を蓄えて体力や肉付きが回復しはじめるということで、食べごろになるようです。
実際には、12月から翌月2月の最も寒い時期が美味と言われています。
そして特に、産卵前の2月頃の身肉・白子の味わいは格別で、他のものでは味わえない最高の美味しさを堪能出来ます。
とら河豚の旨みの秘密は、筋肉の中に多く含まれるアミノ酸の「グリシン」と「リジン」が影響しています。
このアミノ酸は甘みを強く感じられ、加えて「クレアチン」も多いため、深いコクを感じるのです。
続・河豚とは?〜その③ フグの漁法について
2013年10月31日
意外と知らない河豚の豆知識を紹介するコーナーです。
今回は、漁法について。
河豚の漁法には一般的に、
◎一本釣り
◎延縄
◎かご漁
◎定置網
続・河豚とは?〜その② フグの形態について
2013年10月22日
数年前に「ふぐとは?」という題名で、その定義や生態などを記事として投稿しましたが、
改めて、意外と知らない河豚のことを紹介してみたいと思います。
今回は、その形態について。
フグの形態について
フグは沿岸性の魚類ですが、前回中国の例でお伝えした通り、河口まで上るものもあります。
続・河豚とは?〜その① フグの名称について
2013年10月18日
数年前に「ふぐとは?」という題名で、その定義や生態などを記事として投稿しましたが、
改めて、意外と知らない河豚のことを紹介してみたいと思います。
今回は、その名称の秘密から。
河豚の名称について
フグ目フグ科に属する海産魚の総称を「河豚(ふぐ)」といいます。
生息地は世界中の温帯、熱帯の海に広く分布し、日本近海には約40種類がいると言われています。
食用として使われるのは、
冬鍋の王様とら河豚をはじめ、
マフグ・クサフグ・サバフグ・ヒガンフグ・コモンフグ・アカメふぐ・ショウサイフグなどがあります。 (more…)
ふぐが最も旨い季節
2012年12月08日
ふぐは昔から、
「秋の彼岸から春の彼岸まで」
「ふぐは橙の色づく頃より食い始め、菜種の花の咲く頃に食い終わる」
といわれて来ました。
いずれも、ふぐと旬の結びつきを現した、なんとなく風情のあることばですよね。
ふぐは活魚で価値が倍増する!?
2012年11月28日
「活魚」は、よく聞く言葉ですね。
今回は、この活魚について掘り下げて書いてみます。
活魚とは、生きたまま調理される魚のことをいいます。
冷凍や日置した魚と違って、活魚は新鮮さがダントツですから、飲食店が店のオリジナル色・差別化する手段として大きなアドバンテージとなりますが、実はこの活魚、結構奥が深いようです。
活魚には、「活魚水槽」という専用の水槽を使うわけですが、この水槽、ただ魚を泳がせておく容器というわけではないのです。
そんな認識で、活魚を行おうとすると、最悪の場合、魚を全滅させてしまう可能でも否定出来ないのです。