2024年3月21日
こんにちは。
3月も半ばになり、まだまだ寒い日がありますので、体調に気をつけてお過ごしください。
桜はもう少し先ですが、桜が咲く頃には暖かくなっていると思いますので、お花見でも楽しみたいですね(^^)
そして、3月11日で東日本大震災から13年が経ちました。
亡くなられた方や行方不明の方のご家族には、1日でも早くご家族が戻ってくることを願っています。
また、震災後に移住された方々は、故郷に戻れる日が来ることを祈っています。
今回は、ひれ酒についてお話ししていこうと思います。
以前、ふぐヒレ酒の美味しい入れ方 をご紹介していますが、今回はもう少し詳しくお話ししていこうと思います。
ひれ酒は、魚のひれを炙って、温めた日本酒に入れて香りや味を楽しむ!ためです。
魚のひれは、鯛やエイ、フカヒレなどがありますが、やはり一番のおすすめは、とらふぐのひれです。
ふぐひれは、やはり栄養が高く、高タンパクでアミノ酸の含有量が多く、旨味がお酒に溶け出して香りや味が淡白なため日本酒に合います。
ただ、ふぐの毒は、主に内臓(肝臓と卵巣)ですが、ふぐの仲間には皮や筋肉に毒を持っているものもいますので、皮が食用できるふぐのみをひれ酒として使うことをお勧めします。
ひれ酒を楽しみたい時には、適切に処理されたひれを購入されるか、ふぐの調理師免許を持っている方からの購入をお勧めします。
当店では、ちり鍋とふぐ刺しともにひれをお付けしておりますので、まだ寒い時もあると思いますので、お楽しみいただけたらと思います。
1匹のとらふぐから、胸びれ2枚、背びれと尻びれと尾びれが1枚づつで5枚とることが出来ます。
まず、とらふぐを捌いたあと、独特な生臭さをとるため、ぬめりと汚れを取り除く下処理を行って冬の間に貯めておき、お天気が続くときに一気に乾かすために戸板などに貼って3〜4日ほど天日干をし、さらに3〜4日ほど乾燥させて出来上がりです。
汚れやぬめりをとることで生臭さが消え、さらに乾燥させることでとらふぐの旨味を凝縮しています。
乾燥が終わると、保管してふぐの季節になると、商品と一緒に梱包してお客様の元へお送りしております。
また、お店にお越しになったお客様には、乾燥したひれをゆっくり炙って熱燗にした地酒と一緒にお出ししております。
ふぐひれ酒は、冬だけでなく暑い夏の時期にもお楽しみいだだけます。
それは、冷やしふぐひれ酒です。
冬は日本酒を熱めの燗にして炙ったひれの旨味と香りを楽しみますが、冷やしは日本酒をキンキンに冷やして旨味と香りを楽しむことができます。
やり方は簡単で、炙ったひれを一合のお酒に入れて、冷蔵庫で2日冷やすことで、ヒレの旨味や香りが酒に移り、暑い夏にさっぱりとした味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか?
また、日本酒にもこだわってみるのもいかがでしょうか?
日本酒は、熱燗にしても味わいがある「本醸造」や温めて旨味が出る「純米酒」などいいかもしれないですね。
また、温めると味のバランスが崩れたり「吟醸」や、火入れを行わない「生酒」、搾った酒を水で割らない「原酒」はひれ酒には向いていないです。
ひれ酒を楽しむ時は、熱燗に向いているお酒を探してみるのもいいですね。
冷酒やひや酒にむいているお酒を探してみるのもいいですね。
皆さんのお好きなお酒でお楽しみいただけると嬉しいです(^_^)