2023年7月27日
こんにちは。
7月も終わりに近づいています。
8月になると、お盆も近くなります。
ご家族や親戚などと集まってお盆休みはいかが過ごされる予定でしょうか?
暑い日が続きますが、熱中症や体調に気をつけてください。
前回は、韓国のふぐ料理や調理師免許についてお伝えしました。
今回は、中華人民共和国(以下は中国)のふぐ食についてのお話をしようと思います。
中国のふぐ食については、長く禁止されていましたが、2016(平成28)年に条件付きで解禁されました。
その条件というのが、一部の品種のみで、養殖とらふぐとめふぐの加工されているものとのことです。
そして、履歴追跡(トレーサビリティー : 製品を製造する過程において誰が作ったのかいつ作ったのか、どのようなルートで作られて、販売に至るようになったのかなどの正しく情報として把握すること)が可能で、中国の農業部が認めた実績20年以上の中国国内の企業が養殖と加工した商品に限って国内流通を認めるというものだったそうです。
これでは、自由化とはいえないですが、少し間口が開いたということでしょうか?
中国のふぐは、「河豚」と呼ばれていて、日本でも同様の漢字を書きます。
日本のふぐ料理と同様に、ふぐの調理は高度な技術と経験を必要とするのは同じとのことです。
ふぐは中国全土で親しまれており、各地域に独自のふぐ料理が存在しているそうです。
特に、沿海地域では新鮮な海産物を使ったふぐ料理が人気とのことです。
中国のふぐ料理は多様であり、さまざまな調理法があり、有名なのは「酒蒸し」や「紅焼き」だそうです。
酒蒸しは、ふぐを蒸してアルコールの香りと旨味を引き出し、繊細な味わいを楽しむ方法とのことです。
一方、紅焼きは、ふぐを煮込んで醤油や砂糖で味付けして、濃厚でコクのある味わいを作り出すそうです。
また、ふぐ料理は、中国の特別なイベントや祝いの席などで人々に愛されているとのことです。
中国の伝統的な宴席では、ふぐ料理が贅沢な料理として提供されていて、特別なゲストをもてなす際には欠かせない存在だそうです。
さらに、中国のふぐ料理は食べるだけでなく、文化的な要素も含んでいるそうです。
中国では、ふぐの象徴として「福」という漢字が使われることがあるそうです。
この「福」は、幸福や繁栄を象徴する言葉であり、ふぐ料理を通じてその願いを込める文化的な意味がふくまれているそうです。
最後に、中国も日本同様にふぐについては高級料理で特別な存在なんですね。
コロナ感染症も落ち着きつつあるようなので、中国の方々が、また日本に来られた際にはふぐ料理を堪能してほしいですね。