2023年8月18日
こんにちは。
残暑、お見舞い申し上げます。
毎日、暑い日が続いていますが、熱中症や新型コロナ感染症などで体調を崩しやすいので、気をつけてくださいね。
暑いとついつい冷たい飲み物を選んでしまいがちですが、エアコンのきいた部屋にいると体が冷たくなってしまいがちですので、少し暖かい飲み物や食べ物を食べることも体にいいですよ。
そして、体調を崩しやすい夏には栄養豊富なふぐを食べて、元気を出していきましょう!
前回は、中国のふぐ事情についてお話ししました。
今回は、夏に食べられるふぐについてお話ししようと思います。
ふぐといえば、冬のイメージがあると思いますが、夏でも美味しくふぐを食べることができるのをご存知ですか?
あまり知られていないですが、実は江戸時代にふぐは夏に食べられていたそうです。
江戸時代はふぐ食が禁止されていましたが、庶民はこっそりとふぐ料理を食べていたそうです。
そのことは、「料理物語」という書物に書かれている「ふくとう汁」です。
「ふくとう汁」は、味噌と醤油で味付けした汁に、ニンニクと茄子をいれた物と記載されています。
ニンニクは薬効、茄子は毒消し効果を期待して一緒に食べていたようですね。
果たして効果はあったかは定かではありませんが、ふぐと一緒に食べていたのは確かのようです。
ニンニクも茄子も夏野菜であることから、夏に食べられていたことは想像がつきます。
夏にふぐを食べるときは、「たたき」がおすすめです。
たたきは、身欠きふぐを少し炙って、もみじおろしとポン酢でさっぱりと、そして炙っていることで香ばしさも足されます。
また、スタミナメニューで人気なのは、唐揚げと焼きふぐになります。
夏は、食欲が落ちて夏バテをしやすい時期になりますので、高タンパク低脂肪のふぐは、夏バテ防止におすすめですし、ヘルシーでコラーゲンも多く含んているので、紫外線を浴びた荒れたお肌にも効果があるので、ぜひ食べてみてくださいね。
ふぐは、冬は産卵期のため卵巣や精巣に栄養を送っています。
しかし、夏の今は、産卵を終えているため、卵巣や精巣に栄養をまわす必要がないため、身などに栄養が行き渡るため、夏のふぐも美味しいです。
そのため、ふぐが好きな人は夏に好んで食べる方もおられます。
養殖技術の向上によって、1年中美味しいふぐを食べることが出来ますので、天然、養殖問わず、栄養も豊富なふぐを食べて、夏バテを防止して、暑い夏を乗り切りましょう!