2023年6月30日
こんにちは。
6月も終わりですね。
5月末に早くも梅雨入り宣言がありました。
蒸し暑い日が続いていますので、体調に気をつけてお過ごしください。
そして、台風2号で災害に見舞われた方々にお見舞い申し上げますm(__)m。
今回は、韓国でのふぐの調理師免許について調べてみました。
2007年に、ふぐ料理調理師の国家資格は創設されたとのことです。
調理師免許は「調理技能士」と呼んでいて日本と同様に国家資格になるそうです。
なので、ふぐを調理する場合は、「ふぐ調理技能士」と言われているようです。
2007年以前は、先輩料理人からふぐ調理の技術継承を受け、指導や各地で行われるふぐ調理の大会などで実践経験が必要とされていたようでした。
しかし、2005年にふぐ中毒事件が発生してから「ふぐ調理技能士」の国家資格制度が導入されることになったそうです。
中毒事件の後、韓国政府はふぐ調理師の国家資格制度を整備して、2007年に国家試験を開始したとのことでした。
韓国では、ふぐ料理調理師の国家資格は、ふぐを扱う飲食店では必要な資格になるそうです。
また、日本との違いは、「調理師免許」を持っていないものが「調理師」と名乗ると罰金を科せられることがあるそうです。
なぜならば、韓国では、資格を持った人しか名乗れないようになっている「名称独占資格」となっているためとのことです。
ただ、「業務独占資格」ではないため、免許を持っていない人でも、業務として調理することは可能ということでした。
「ふぐ調理技能士」の試験方法についても、日本とは大きく異なるそうです。
日本では、筆記試験のみや筆記実技の両方を行う自治体によって異なり、ふぐ調理に関しては国家資格の扱いではないのが実情です。
しかし、韓国では筆記試験に合格した後に、韓国、西洋、中華、日本などの料理技能士とふぐ調理師の実技試験が行われるというのです。
どの料理の技能士を選択したとしても、一定の時間内に指定された料理を2品完成させなければならないという決まりがあるそうです。
味や見た目の評価はもちろんのこと、調理過程の衛生面、調理器具の正しい使い方、片付けまで全ての工程で評価を受けることになるということです。
日本と呼び方の違いや、国家資格ではあっても名称独占資格で資格を持った人でないと名乗れないなどの制限があったりと国によって、大きく異なるんですね。
次回は、中国のふぐ料理についてお話ししようと思います。