2022年9月22日
こんにちは。
9月です。
ふぐのシーズンが始まります。
下関市では、9/1に延縄漁の出港式が行われ、ふぐの稚魚の放流があるそうです。
そして、今シーズンの初競りは9/20以降になる予定だそうです。
今回は、トラフグの部位についてお話しします。
とらふぐは、何度も述べていますが、可食が許可されている部位と許可されていない部位があります。
まず、食べられる部位から、とらふぐの筋肉はもちろん無毒のため、食べられます。
筋肉は、外洋を泳いているため固いので、薄造りにしてお刺身、またお鍋の具として食べることができます。
他には、唐揚げも美味しいですね。
次に、皮の部分ですが、三層に分かれていて、それぞれに呼び名がことなります。
外側に皮を鮫皮、内側にとうとおみ、身のまわりにある皮を身皮といいます。
内側のとうとおみは粘膜があるため、しっかり取り除くことをおすすめします。
皮の食べ方は、さっとお湯に通して、氷水で締めてお刺身で食べることをお勧めします。食感はこりこりとして筋肉とは違う食感が楽しめます。
続いて、くちばし(口)は、ふぐ一匹から一つしかとれない希少な部位で、お鍋や唐揚げにして食べると美味しいです。
食べると、ゼラチン質の部分は、独特なねっとり感と風味があり、身の部分は骨からの旨味を堪能することができます。
続いて、頭の部分ですが、頬と目の裏の筋肉が、鍋の具や焼き物、唐揚げにすると美味しいです。
頬は、筋肉が発達しているので、引き締まった食感で、目の裏の筋肉はプリッとした食感です。
次は、くちばし(口)と同じように、ふぐ1匹から一つしかとれない希少な部位、ウグイス(尻びれを動かす部位)です。
ウグイスは、身離れが良く、旨味と香りが特徴で、焼き物にしてもおいしいですが、お鍋にしても美味しいです。
食べると、ボリュームがあるので、満足感のある部位です。
次は、背骨で、ボリュームもあり、身と骨から出る旨味を味わえます。
食べ方は、唐揚げや鍋に入れると美味しいです。
続いては、ひれです。たべるというか飲むになります。
ひれは、軽く焼いて熱燗にした日本酒に入れることで、日本酒の旨味とひれの香ばしさが混ざり合って美味しいですね。
次は、精巣(白子)です。
白子は、雄のふぐに一対あります。
食べ方としては、塩水で洗いして、お湯を沸かして白子を入れ再沸騰してきたら火を止めて5分くらいおき、冷水につけて冷まして、食べやすい大きさに切って、お皿にもり、ポン酢につけて食べると美味しいです。
以上が、食べることが許可されている部位です。
他に、食べられない部位は、エラや心臓、血液、卵巣、胃腸や脾臓、肝臓、胆のう、粘膜または粘液などは毒性があるため、厚生労働省によって、食用不可となっています。
皮や白子などは、ふぐによっても毒があるため、食べられないふぐもあります。
もし、釣りなどでふぐを釣ったとしても食中毒によって命を落とす可能性があるので、決して自分では捌かないでください。