2021年8月25日
こんにちは。
今回は、食べられないふぐについてのお話です。
一般的に食べることが許されているふぐは、代表される「とらふぐ」、「しろさばふぐ」、「くろさばふぐ」などがります。
「とらふぐ」については食用と認められていて、肝臓と卵巣に毒を持っているため、もちろん食べることは出来ないです。
「しろさばふぐ」と「くろさばふぐ」についても、無毒となっていますが、季節や海域によっては毒を保有しています。
無毒と言われているふぐでもむやみやたらに食べてはいけないですね。
さて、仙人ふぐに話しを戻します。
仙人ふぐは、さばふぐ属に分類されます。
体長は、細長く全長1mを超える大型のふぐです。
形態の特徴は、背中に暗色の小さな斑点が多数あり小さい棘もあります。
また、体の下半分には銀色縦模様があり、腹部は白色で小さい棘があります。
とらふぐなどと違って、仙人ふぐは肝臓、卵巣だけでなく腸、筋肉、皮にも毒をもっていますので、食用には不向きです。
生息域は、本州の中部より南の太平洋の熱帯部やインド洋に生息しています。
沿岸に近い場所にはおらず、沖合を遊泳していて、水深300mくらいの深さから漁獲されることもあります。
食性は、小魚や甲殻類、軟体動物などを捕食する肉食性です。
いつも美味しく食べているとらふぐだけでなく、こうして全く食べられないふぐもいます。
まだ、食べることが出来ないふぐや以前にお話したハイブリットふぐなどもいます。
また、食べられないふぐについてもお伝えしていこうと思います。
↓ 動画は、ふぐの調理師免許を持った方が仙人ふぐをさばいています。