2019年6月21日
こんにちは。
6月中旬になり、普段なら梅雨入をしているところですが、山口県はまだのようです。
蒸し暑い日が続きますが、熱中症や体調に気をつけてお過ごしください。
今回は、養殖ふぐのことについてお話しますね。
下松市にある下松市栽培漁業センターでは、4000尾のふぐの稚魚が養殖されています。
養殖されている生け簀の中でふぐ同士が、尾ひれを傷つけあうことがあるそうです。
傷がついたふぐは、病気になることがあるため、稚魚のときに歯を幼児用の爪切りで歯の一部をカットしました。
歯を切る職員さんたちは、「できるだけ手早く作業し、ふぐにストレスを与えないようにしている」と語っておられました。
なぜ、ふぐの歯を切るかというと、ふぐは板状の歯を上下4枚持っています。この歯は、海の中で襲われた時、カチカチと鳴らして威嚇したり、貝類なども食べるため歯が鋭いため、大人になる前に切る必要があるんです。
また、こちらのセンターでは4000尾のうち2500尾は放流し、残りの1500尾は育成して、ふぐの季節になる頃には市内の宿泊施設や飲食店に出荷する予定だそうです。
天然ふぐはもちろん美味しいですが、養殖されているふぐも美味しいので、ぜひ一度ご賞味ください。