2018年7月2日
こんにちは。
今回は、日本では高級魚として食べられている「ふぐ」は海外ではどのように感じているかをお話したいと思います。
まず、世界的にみて猛毒をもつ「ふぐ」を調理して食べるという文化はないようです。
今年1月に話題になった愛知県の「スーパーでふぐの肝臓を販売していた」のニュースが世界でも話題になっていたようです。
イギリスやヨーロッパ連合では、食に対しては保守的なようです。特にイギリスでは驚きをもって伝えられたようです。食用の「ふぐ」全種類の販売を禁止しています。ヨーロッパ連合の中でもフランスやポーランドでは少し違ったとらえ方をしていたようです。フランスではスーパーの責任を問う内容で、ポーランドでは3年間の厳しい訓練を受け国家試験に合格する必要があることを書かれていました。ポーランドでは食文化に興味をもっている感じの内容ですね(^_^)。
アメリカとカナダは、「ふぐ」を食べることに関しては、禁止をしていないようです。一般的にお馴染みの珍味の位置づけのようです。アメリカでは、事件の背景を説明し、ふぐ毒の詳細に触れて、テトロドトキシンを含んだ部位を誤って食べるとしびれや麻痺症状が起こり呼吸困難になって死亡してしまうという内容があり、毒のテトロドトキシンについては特効薬が発見されていないとも書かれていました。アメリカで、同じような問題が起こらないようにとの願いが込められているようにも感じます。
そして、おなじアジア圏の中国や台湾でもニュースになっていたようです。
中国や台湾でもふぐを食べる食文化があるためか、驚いた感じではなく発覚後の行政側の対応に興味があったようです。
中国では、平成28年4月にふぐの調理が解禁されたばかりのようです。
中国では、2300年前の秦(しん)のころに、『山海経』に「ふぐをたべると死ぬ」という記述が残っているようです。その一方で宋の詩人がふぐのおいしさをうたった詩も残っているようです。中国ではふぐをあえて食べてきた歴史があるようです。
では、香港ではどんなとらえ方をしているのでしょうか?
現在では「ふぐ」料理を提供している料理屋はないようです。しかし、昔は一部の人達が「ふぐ」料理を楽しんでいたそうです。
香港では、日本で「ふぐ」の調理免許を取って帰ってきた料理人による料理店のみのようです。
世界では、さまざまな食文化がありましたね。毒のある「ふぐ」食を禁止している国や国で調理流通を制限している国もあることがわかりましたし、日本だけが「ふぐ」の食文化に積極的であることもわかりましたね。