2017年12月13日
こんにちは。
今回は、ふぐにはたくさんの種類がいるのは、ご存知だとはおもいます。
そのたくさんいる種類にどんなふぐがいるかを知ってほしいなと思います。
去年は「アベニパファー」という淡水で生息し、観賞用のふぐをご紹介しましたが、今回は海の「ミステリーサークル」を作るふぐについてご紹介します。
新種のふぐになるようですが、「アマミホシゾラフグ」といいます。
「アマミホシゾラフグ」は、奄美大島の近海で2011年に発見され、2014年に新種として発表されました。
「アマミホシゾラフグ」は、産卵期になると海底で卵を産むための巣(産卵巣)を作ることで世界的に知られるようになり、今年世界の新種トップ10入を果たしたそうです。
体長は、10〜15cmで、オスが海底25メートルの砂地に1週間をかけて直径2メートルの幾何学模様の産卵巣を作ります。
このミステリーサークルは、奄美大島の南部の大島海峡で春から夏に掛けて見られるふぐのようです。
3月〜9月にかけて、オスが尻ビレを使い、円の外から内にかけて溝を掘るようです。その形や模様でメスを呼び込み、円の中心で卵を産んでもらうようです。
産卵後、オスが孵化までの数日間、巣を守ります。
このように、複雑な巣を作る魚は珍しいそうです。
魚の名称に、「ソラ」の字が使われるのは珍しいですが、「アマミホシゾラフグ」を漢字で書くと「奄美星空ふぐ」になるそうです。
命名の由来が、奄美大島の近海で発見され、星を散りばめた模様から名付けられたそうです。
「アマミホシゾラフグ」がミステリーサークルを作っている映像です。↓
https://www.youtube.com/watch?v=p5sFRVtL2Tk