2017年6月5日
こんにちは。
今回は、ふぐはどうして膨らむのかをお伝えして行こうと思います。
なぜ、ふぐは膨らむのかというと、敵を驚かせて身を守るためです。
ストレスや危険を感じたり、自然界ではサメや大型の魚に、膨らませて自分を大きく見せて驚かせる効果を持っています。
他の理由として、体を大きくすることで他の魚に襲われた時に食われにくくなると理由もあります。
ふぐの仲間は世界に170種ほどいます。中には体にトゲを持っているハリセンボンがいます。
ハリセンボンは、鱗を変化させて大きく長いトゲを持っています。危険を感じると瞬時に体を膨らませて全身のトゲをたたせて威嚇します。
では、どんな仕組みで膨らむかというと、胃に水を入れて膨らませます。胃の一部が変化して出来た「膨張嚢」という袋状のものがあります。この袋に水をいれて膨らませます。
空気でも体をふくらませることが出来ます。水や空気を飲み込んだ時に、胃と食道や腸をつなぐ出入り口の筋肉を絞り、閉じてしまいます。このため、ため込んだ水や空気をしばらく膨らんだままでいることが出来ます。
元の姿にもどるときは、逆に筋肉を緩めて水や空気を外に出して戻ります。




