2016年11月14日
こんにちは。
前回に続き、ふぐにまつわる「ことわざ」についてお話します。
ふぐに関することわざは、命や食べると危険ということだけではなく、中には間違って食べてしまったときの毒消しのことを言っているものもあるようです。
では、ご紹介します。
ふぐ一尾に水一石
意味としては、トラふぐには猛毒のテトロドトキシンが含まれ、フグ一尾で人間33人がなくなってしまう程の猛毒を持っています。
この猛毒テトロドトキシンは青酸カリ以上で、煮ても焼いても消えないことから、水で流すことが一番よいということのようです。
ですが、水一石とはどのくらいかというと、一升が1.8lなので、一石は180lの量です。
もし、こんなに一度に水を使ってしまば、毒は流れ出していくにしても、同時にふぐ自体の旨味も流れてしまいます。
昔の人は、「河豚一尾に水三斗」とも言っていますが、この「水三斗」はフグにあたったときの毒消しに飲む水の量でもあるそうです。
ちなみに「三斗」はどのくらいかというと、54lです。
ことわざの参考文献はこちらです。↓
 http://www.kaiseiken.or.jp/umimame/umimame06.html



 
 


