2013年10月22日
数年前に「ふぐとは?」という題名で、その定義や生態などを記事として投稿しましたが、
改めて、意外と知らない河豚のことを紹介してみたいと思います。
今回は、その形態について。
フグの形態について
フグは沿岸性の魚類ですが、前回中国の例でお伝えした通り、河口まで上るものもあります。
顎の筋肉が発達しており、歯が強いので、小魚の他、甲殻類・ウニなども餌にします。
その強い歯で釣り糸も簡単に噛み切ります。
フグ類は全般的に、長楕円形で、上下の両顎の歯が癒合して嘴(くちばし)状になっており、腹鰭(はらびれ)はありません。
目が小さく、周囲に皮褶(皮が盛り上がったようになっている部分)があって、これがカメラの絞りのように動いて眼を閉じることが出来ます。
鱗(うろこ)はなく、皮膚は柔軟性が有り、特にお腹は水や空気を吸い込んで膨らますことが出来ますが、いわゆる肋骨(ろっこつ)はありません。
ちなみにフグが膨らむのは、自分を大きくみせて外的を威嚇し、防衛するための行為なんですね。
次回は、ふぐの漁法について配信します。
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