2012年9月30日
下関ふぐのルーツは幕末の志士と言われているのをご存じですか?
日本でふぐを食べるようになったのは江戸時代で、毒のある河豚の調理法が確立して「ふぐ汁」として一般に食べられるようになったのが始まりだそうです。
特に、幕末の馬関(下関の雅称)は意気盛んで情熱的な志士達が派手に豪遊していたそうです。
山口県が河豚で有名になったのも、この幕末の志士達が豪快に河豚料理を楽しんだことが全国に伝えられ、それが原因として上げられるという説もあるようです。
また、幕末から明治初期にかけて、ふぐは法律によって食べることを禁じられていました。
その後、いち早く解禁されたのが山口県で、明治維新によって政府の高官や軍人となった羽振りの良い人々が、故郷で瀬戸内海産のトラフグを刺身にして食べたと言われています。
やはり、山口県と河豚との結びつきには深い関わりがあるんですねぇ。
ーー参考文献ーー
書 名:ふぐの文化
著 者:青木義雄
出版社:成山堂書店





